
不動産の生前贈与(名義変更、所有権移転)
生前贈与とは、生前に自分の財産を他人に分け与えることです。
生前贈与をすることで、自分の意図したとおりに遺産を親族ほかに贈与できます。
相続人による遺産相続を巡る紛争を防止できること、
計画的に生前から資産を譲っていくことによる
相続税対策といったメリットが考えられます。
贈与契約の内容を証明できるように契約書も作っておくべきです。
持分の贈与
不動産は所有権の全部を贈与するのでなく、一部(持分)を贈与することもできます。例)夫名義の土地の半分を、妻へ贈与する事により夫婦で半分ずつ共有する事になります。
税金(贈与税、不動産取得税)
生前贈与により確実に財産を引き継くことができますが、贈与税は相続税に比べて基礎控除の額が少なく税率が高い。
そのため税金の額が非常に高くなることあります。
通常の相続では基礎控除の額が大きく相続税がかかるケースが少ない。
たとえ相続税がかかるときでも税率が低いことから、
贈与の場合に比べて支払うべき税額が大幅に低くなる。
ただし生前贈与の場合でも、夫婦間で居住用不動産を贈与したときの配偶者控除、
親子であれば相続時精算課税を利用するなど、贈与税への対策はございます。
詳しくはお気軽にご相談下さい。
売買による不動産の所有権移転登記(名義変更)
不動産を売買すると、売り主から買い主に所有権が移転します。
このときに行うのが「売買による所有権移転登記」です。
一般に名義変更と言われますが、正しくは「所有権移転登記」となります。